『ラクすく』新出光のEVスクーターシェアリングサービスに ついてインタビュー
そもそもラクすくとは?
最短1分単位から借りることができ、専用のポートであれば乗り捨てが可能な
シェアリングサービスとなっています。例えるならチャリチャリの電動スクー
ターバージョンで使用できる時間は24時間365日いつでも利用することが可能
となっております。
料金体系としては1分16円(税込)の通常プランと1dayプラン2,880円(税込)
(24時間使い放題&乗り換え放題)の2つのプランで運営を行っております。

ラクすく発案者:山口さん
Q.『ラクすく』事業を思いついたきっかけはなんですか?
山口さん: 私は元々ガソリンスタンドの店⻑をしていました。
2020年に本社(新出光)へ移動となりそこから新規事業開発の担当を任せられました。
当時、私は色々な事業を発案していく中で
自分自身が何に困っているのかを軸に立案を行っていました。
広島から福岡(本社)へ着任したタイミングで車を手放したのですが
その際に代わりとなる複数のシェアリングサービスをよく使用していました。
しかしカーシェアは乗り捨てができないところ、自転車では移動距離の限界など
不満に感じる点が多々ありました。
そんな時に原付スクーターのシェアリングサービスを作れば、より⻑い距離を走れてラクに
移動ができるのではないかと考えたのです。
それが現在の『ラクすく』の起案となっています。
Q.XEAMを選んでいただいた理由はなんですか?
山口さん: 2020年当時は電動バイク自体があまり普及していませんでした。
日本国内のメーカーだとSUZUKIが電動バイクを撤退し
YAMAHAのE-Vinoが唯一の状態でした。
そんな中、福岡に本社整備工場があり担当営業の方との直接的な関りが持て
開発段階で様々な相談をしやすいのがXEAMさんでした。
また、他の企業と比べ地域との親和性があり、その上ソフトウェア会社も福岡にあるという
事で三社一体になって運営が出来るのがとても大きかったです。
最終的にそれが決め手になりました。

Q.数ある電動バイクの中で『niuUQi+Spoort』を選んでいただいた理由
山口さん: シェアリングサービスでは不特定多数の方に「あれなんだろう?」
と興味を持っていただく必要があります。
もちろん使用する車両においても同じことが言え
女性でも乗りやすいようなライトブルーのかわいらしい車体で
適していると思ったものが『niuUQi+Spoort』でした。
XEAMで販売している『niuUQi+Spoort』がデザイン性も
キャッチ―で、何よりも航続可能距離が他の車両と比べ優秀だったため
『ラクすく』車両に採用させていただきました。

Q.運用してみてのお客さんの声は?
山口さん: 今、若い方でガソリンバイク(原付)に乗ったことがある人
は少ないのではないでしょうか。
そのような中で初めて電動スクーターに乗る人たちが
どのような反応をもらえるのかとても楽しみでした。
その時この事業が求められていることをより実感しました。
実証実験を九州大学の大学生に行なった際
多くの学生が声をそろえて「スクーターってこんなに楽しいんだ!」
という声をいただきました。
その時この事業が求められていることをより実感しました。
また、利用者から通勤通学などのちょっとした移動手段などで
「とても助かっている」などの声も頂いています。

Q.『niuUQi+Spoort』の性能、使い心地について
〇スタート時のパワーの伝わり方が非常に早い。
スロットルの加減に慣れてない方だと難しくて勢いよく発進してしまうくらい
パワーがある。
〇原付スクーターには珍しいクルーズコントロール機能が搭載されている。
利用されているお客様の中でも、真っ直ぐな一本道などで利用されている方が
多く、非常に便利な機能だとお声をいただいている。
〇ブレーキの利きがとても良い。
前後共にディスクブレーキを搭載しているので他の原付と比較した際にとても制動性が高い。
〇航続距離が比較的⻑い。
航続距離については各社色々とデータを出している中で実走行値で見てみると⻑い方。シェアリングサービスの特⻑上バッテリーの交換コストは軽視できないので、そういう意味では航続距離が⻑いものは新出光側も非常に事業がやりやすい車両。
Q.これからのXEAM、『niuUQi+Spoort』に対する希望
山口さん: 今後の希望としてはまず、ウィンカーですね
『niuUQi+Spoort』のウィンカーは音が鳴らないのですが
これによって消し忘れるお客さんがとても多いです。
なので可能であれば音が鳴るように改善をしていただきたいです。
その他、これは電動バイクに限った話ではないのですが、車両を押して歩いたときに誤って
アクセルを捻ってしまいウィリーのようになって倒れる事故があったのでそちらの改善を
行ってほしい。
電動バイクであればエンジンとは違い、モータなので人が乗っているとき乗っていないとき
を感知して回路を切ることが出来れば誤作動をなくすことができるのではないかと思うので
そのようにメーカー側が舵をきってくれるような動きになっていけばいいなと願っています。
Q.ラクすくの今後の展望について
山口さん: あくまでも目標なので確実に実現可能というわけではないですが、
今年中に車両を390台まで増やし、それに伴いポートの数を最低でも200カ所まで作ってい
く予定です。
さらに車両を増やしていく上で福岡市だけではなく、近郊の都市(大野城市、春日市、糸島
市、粕屋郡)にもポートを拡大していけたらと考えています。
近郊都市と福岡市をつなげるようなモビリティーとして、まずは活躍していきたいというの
が直近1〜2年での目標となっています。
その他にもFC展開もできればと考えており
近郊の熊本や鹿児島、⻑崎などで賛同してくださる企業があればラクすくのシステムをFCと
してお貸出しして現地でそれを運営していただく、そのような動きを今後九州だけではなく
全国的にしていけたらと考えております。
Q.今回はありがとうございました!
