とにかく、使っていて苦になる箇所が少ないバイクです。
30代男性 [SUPER SOCO TC WANDERER をご購入]
購入動機
環境に配慮したバイクだから 電動バイクが欲しかった 電動バイクが新しくて新鮮だった デザインが気に入った カラーが気に入った
デザインについて
AT 限定免許で乗れるにもかかわらず、通常のMTバイクと同じくまたがって乗れる（当然、ニーグリップもできる）デザインというのが、本格的なバイクらしい印象を受けました。
ニーグリップ時に、膝がしっかり収まるくびれも車体側面にあり、実用性もバッチリです。
乗り心地について
私にとっては、これが免許取得直後に初めて乗ることになったバイクですが、そんな初心者ライダーにすら「扱いやすい」と感じられる、良い乗り心地でした。
スロットルをそっとひねれば、ゆっくり発進しながらの徐行や最徐行も難なくこなしてくれますし、全開にすれば「さすがは電動バイク！」と思わせてくれる、パワフルなトルクで難なく最高速まで加速してくれます。
ガソリンエンジンの AT 車と違い、スロットルを回し始めてから遠心クラッチが噛み合うまでのタイムラグを計算して運転する必要もなく、本当に乗り手の操作へ素直に応えてくれるバイクだという印象を受けました。
使いやすさについて
とにかく、使っていて苦になる箇所が少ないバイクです。
重量も 116.7 kg と、バイクの中ではかなり軽量な部類であることもあり、降りた際の取り回しも楽です。
また足つきも良く、ハンドルの位置も高めなこともあり、非常に楽な体勢で運転が可能です。
バッテリー性能について
電動バイクは未だ発展中の乗り物で、現状だと充電一回あたりの航続距離は、ガソリンエンジンのバイクと比べるとどうしても一歩譲る部分はある、という点は事前に承知した上で購入しました。その上で、自宅から下道で近所を移動する/近距離ツーリングするという運用を前提とするなら、やはりこの航続距離は実用上問題ないレベルだと思います。
また、 3840 Wh のバッテリーを、 1 つのバッテリーにまとめるのではなく 2 バッテリーに分割している設計は、良い選択だったと考えています。
そのため、 1 バッテリー当たりの重さが 13.7kg と、何とか持ち運びできる程度に収まり、手で持ってマンションの駐輪場と自室をエレベーターで往復することができるため、マンション住まいで電動バイクを利用する大きな手助けとなっています。
今後、よりバッテリー容量が大きく航続距離も長い後継機が出る場合、これくらいのサイズに分割されたバッテリーを複数本(3本？4本？)装填し、1本ずつ順に利用していく（放電したバッテリーは順次引き抜いて充電）、などという運用を視野に入れた設計も、製造元で検討いただけるとありがたく思います。
その他
総じて、「電動バイクが初めて」「そもそもバイクに乗るのが初めて」という初心者にもお勧めできる、良好なバランスでまとまった電動バイクだと感じます。
現状でも実用性は問題ない水準だと感じますが、同時に将来的に出てくるであろう更に高水準の後継機についても、強い期待を持たせてくれる一台です。
この一台を相棒としながら、今後より発展していくであろう電動バイク業界を、今後とも応援していきたいと思います。
このレビューにコメントを書く